身だしなみガイドライン「フィロスルック」

フクリとキマリ

フィロスルックは フィロスの保育園の保育者としてふさわしい身だしなみガイドラインです。

身だしなみとは、相手に不快な思いをさせない服装や格好をすること。「相手」目線で身なりを整えることです。

保育者には保育者の身だしなみがあります。いざというときに子どもを守れるように。保護者に安心感を与えられるように。「自分」が好きなファッションを楽しむ「おしゃれ」は「身だしなみ」の範囲で。

 【身だしなみの3原則】 
  ・清潔感があること
  ・機能的であること
  ・TPOに合わせること

保育者が保育環境の最も大切な一部であることを忘れてはいけません。子どもたちは小さな心と体で、保育者からいろいろなことを感じ取っています。

主役は、子ども。
保育者は、サポーター。

子どもたちの育ちをじゃますることのないように。フィロスで働く保育者としてどんな身だしなみが適切かを一人ひとりが考えます。

3つの視点で考えよう

子どもの育ち、来園者に与える印象、職員の満足度。それぞれの視点で考えてみて、3つすべてが適当なものがふさわしい身だしなみになるはずです。

身だしなみチェックポイント

制服

上衣とエプロンは制服を着用します

【check!】伸びたり色褪せたりしていないか

制服は福利厚生の一部!アイテムや色を増やしたり素材を変えたり、職員の声を反映させてフィロスの制服は常に進化しています。よりよい制服を目指して、これからもいっしょに考えていきましょう。

制服以外の衣服

左の3つの視点で考えて身に着けるものを選びます

【check!】いたずらに子どもの注意を集めるような色やデザインではないか
【check!】動きやすくてだらしなく見えないサイズ感か素材か

原色などの強い色や、顔が大きく描かれたイラストは、子どもの目に留まりやすいため注意が必要です。

髪の毛

安全で衛生的で清潔感のある髪型にします

【check!】うつむいても髪の毛が子どもに当たらないか、自分の顔が隠れないか
【check!】髪ゴムは切れたり落としりしたときに子どもが口に入れたらどうなるか
【check!】髪色や束ね方は適切か
【check!】傷みや生え際の地毛の色が目立っていないか

安心して子どもを預けられそうか、いっしょに働く人として信頼できそうか、などを判断するのに第一印象は大きく影響します。相手が受け取る印象にも気を配ります。

その他

つめはもちろん細かいところも確認します

【check!】爪が伸びていないか
【check!】柔軟剤や洗剤のにおいは強すぎないか
【check!】腕時計や結婚指輪はあたっても子どもがけがをしにくいか

キャラクターものはつかいません

フィロスでは園内にキャラクターは持ち込みません。

おもちゃや連絡帳、掲示物はもちろん、職員の靴下や文具などについてもキャラクターのついていないものでご用意いただいています。園児のご家庭にも同じお願いをしています。

キャラクターとは、アニメーションや広告などに登場する人物や動物のこと。見た人にはっきりとしたイメージを与えることがその使命です。当然子どもたちの興味の対象にもなりやすく、子ども向け商品にはキャラクターがデザインされているものがたくさんあります。

しかし、キャラクターで子どもたちの興味をひきつけることは適切ではありません。

土や石や葉っぱの手触りとにおい、自然の移ろいの中で木々が姿を変える様、ひっそりと暮らす小さな生き物たち。子どもにはそんな自然の存在や変化に気づき、おもしろがる感性の芽が備わっています。園で過ごす時間だけでも強すぎるキャラクターの印象から遠ざかることで、感性や想像力が育ちます。

また、キャラクターものはそれ自体が完成されているため子どもたちの遊びの可能性を大きく狭めてしまいます。子ども同士の関わりの中で、自由に考えたり、想像を膨らませたり、試行錯誤したりするくり返しが遊びであり、その経験こそ生きる力につながります。

さらに、例えばトイレに行きたがらない子どもに「○○マンが待っているよ」と声をかけるなど、キャラクターを使って誘うべきではありません。「おむつや下着が濡れると気持ちが悪い、でもトイレで排せつすると気持ちいい」と子ども自身が感じることが大切であり、そのプロセスに保育者がどのように寄り添うかで育ちは変わります。キャラクターを使わない方法を考えることは保育者の成長にもつながるのです。

基本的にはキャラクター名がついているものを「キャラクター」としていますが、保育者は子どもたちの育ちを最優先に考えて身に着けるものにも心を配りましょう。

◆フィロスルック冊子PDF↓

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